七沢ライトホームの第三者評価の結果
評価実施年月 | 平成17年11月〜平成18年3月 |
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公表年月 | 平成18年3月 |
対象サービス | 視覚障害者更生施設 |
法人名 | 社会福祉法人神奈川県総合リハビリテーション事業団 |
対象事業所 | 七沢ライトホーム |
住所 | 〒243-0121 厚木市七沢516-1 |
TEL・FAX | TEL:046-249-2401 FAX:046-249-2411 |
ホームページ | http://www.n-light.kanagawa-rehab.or.jp/ |
総合評価
優れている点
主に中途失明者を対象に、社会生活訓練サービスを提供し、職場復帰や家庭復帰の支援、及び職業教育等自立促進のサポートを行っている。
独自に工夫している点
退所した後も相談等、アフターフォローを行っている。視覚に障害がある利用者のために、施設内は共有スペースに物を置かない・むやみに物の位置を動かさない、部屋の入り口に脚マットを敷いて段差がある事を示す等、事故を防止する工夫が見られる。
努力している点
30年以上経過した建物で、居室は和室の4人部屋の環境にあったが、3年前から洋室への改修を開始し、個人のプライバシー保護の向上に努めている。
評価領域ごとの特記事項
人権への配慮
「人権ハンドブック」「職員倫理綱領」等を職員に配布し、職員会議、支援会議等を通じて職員の意識向上を図っている。
利用者の意思・可能性を尊重した自立生活支援
利用者は中途視覚障害者が多く、会話に不自由がないため、利用者の訓練プログラム以外の日常生活は自立しており、職員と対等に接している。苦情解決システムを設け、利用者が第三者委員と直接話しが出来るようになっている。
サービスマネジメントシステムの確立
病院内施設ともいえる環境の中で、感染症予防や衛生環境の維持は1施設だけでなく病院全体の中で徹底されている。防災や危機管理も事業団全体で計画されており、警備員の存在も安心できる。現役の盲学校教員等の専門職の実習を受け入れている。
地域との交流・連携
地域の自治会・学校他に講師を派遣し、施設の理解を広めている。また、行事には施設を開放して交流を図っている。
運営上の透明性の確保と継続性
事業計画・事業報告等が経営会議・運営会議等を通して理事会に報告されている。情報公開制度を持ち、広く施設内容を公開している。自己評価について、調査日時点では第三者の参加・評価の公表が充分ではなかった。
職員の資質向上の促進
職員全員に「職員ハンドブック」を配布し、常に援助方法について確認をしている。また、職員のニーズに応じた研修を企画し実施している。