愛名やまゆり園の第三者評価の結果
評価実施年月 | 平成18年11月〜平成19年1月 |
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公表年月 | 平成19年1月 |
対象サービス | 知的障害者更生施設 |
法人名 | 社会福祉法人かながわ共同会 |
対象事業所 | 愛名やまゆり園 |
住所 | 〒243-0038 厚木市愛名1000番地 |
TEL・FAX | TEL:046-247-0621 FAX:046-247-0189 |
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総合評価
優れている点
診療所を併設している施設の強みとして、利用者の健康診断を年2回実施している。
施設にCRP(炎症反応)検査測定器を設置し、利用者の疾病の早期発見、早期治療に役立てている。
独自に工夫している点
ヒャリとした事故につながらなくてよかったと「ヒャリハット」を「ヒャリほっと」と改称し取り組んでいる。また、判断基準をパソコン画面でガイドが出せるようにしたり、統計グラフがすぐ表示されるよう工夫し、パソコン使用でリスクマネジメントシステムが成果を出している。
努力している点
人権委員会やオンブズマン相談会を月1回開催し、人権に配慮をしている。法人内職員の資質向上に、階層別研修や同法人の他3施設(秦野精華園・厚木精華園・津久井やまゆり園)と職員交換研修等を実施している。
評価領域ごとの特記事項
人権への配慮
人権推進委員会を中心に、施設全体で取り組んでいる。各寮に人権目標を掲げ、毎月、見直しを行っている。オンブズマン相談会も月に1回、定期的に開催している。職員への人権教育は、新採用研修より「あおぞらプラン」の周知を図っている。
苦情解決システムは、施設内にポスターの掲示や意見箱を設置し、苦情に限らず意見を求めている。
利用者の意思・可能性を尊重した自立生活支援
ケアマネジメント・サイクルに則った個別支援計画を策定している。策定には、各寮の担当者、看護職、日中活動の担当者が参加し、利用者の特性に合わせた計画をまとめている。重度の障害を持つ利用者が多いため、担当職員との個別支援の時間を作りニーズを汲み取っている。外出支援も積極的に取り入れている。
サービスマネジメントシステムの確立
必要な機器・環境は整備されており、経験ある職員からの引継ぎにより業務が遂行されている。機器使用方法・生活支援全般・環境整備、及び感染症マニュアル、救命救急時の記録書式など未整備な部分はあるが、防災に備え、地域に開かれた施設として積極的に取り組んでいる。
自己評価の分析及び公表等はこれからである。
地域との交流・連携
ボランティアの受け入れ対応は、主として地域サービス課が担当し、高校生ボランティア体験活動やボランティア講座を企画している。地域の人たちに福祉を理解してもらうために、民生委員等の見学も受け入れている。又、プール、体育館などの施設利用や公用車の貸出しも行っている。
地域の自治会等には、園長が主に参加して意見交換などを行っている。
運営上の透明性の確保と継続性
自己評価は何年か前に全国的に実施した中で参加したが、その後は実施されていない。各課の職員からなる支援内容検討プロジェクトが中心となり「サービス評価アンケート」を実施した。今後、結果の評価が、利用者や家族等に公表される事を期待する。
職員の資質向上の促進
運営計画に法人としての基本理念や方針が明記されている。経過から全職員が関わって検討・取りまとめをしている。
法人が階層別研修、法人内「体験交流セミナー」にて発表の場を設けている。同法人の他3施設(秦野精華園・厚木精華園・津久井やまゆり園)との職員交換研修等の実施。外部主催研修に参加し資質向上に努めている。