小田原市立上府中保育園の第三者評価の結果
評価実施年月 | 平成18年12月〜平成19年3月 |
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公表年月 | 平成19年3月 |
対象サービス | 保育所 |
法人名 | 社会福祉法人山王保育園 |
対象事業所 | 小田原市立上府中保育園 |
住所 | 〒250-0215 神奈川県小田原市千代 694-1 |
TEL・FAX | TEL:0465-42-1642 FAX:0465-42-7720 |
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総合評価
優れている点
- 第三者評価の保護者アンケートでは、園のよい点として、保育士の園児対応について「一人ひとりの個性をよく見て対応している」「いつも笑顔で明るく接している」「一生懸命な姿がみられる」、保護者に対しては、「気軽に話しが出来る」「親の仕事の都合や園児の病気等の状況を理解して協力的」、保育への取組みは「年齢に関係なく遊べ仲良くできる」「散歩や外遊び、畑つくり等外での活動が盛ん」「のびのびおおらかで自由な遊ばせ方」、日常的なことでは「給食の工夫」「薬を預かり、飲ませたり塗ったりしてくれる」等、具体的な意見がよせられている。
- 豊かな自然環境を保育に生かし、感性豊かな思いやりのある元気な子どもに育てようとしている。
- 地域の子育て家庭への支援として月に1回園を開放し、園内での触れ合い、情報交換、育児相談などを「子育て広場」として実施している
独自に工夫している点
- 豊かな自然の中で、散歩や畑での収穫など自然環境を保育の中に積極的に取り入れている。
- ウッドデッキを設置し、太陽の下で過ごす時間を大切にしている。
- 公営の時には出来なかった手作りのケーキなどによる誕生会や、初めて実施したお泊り保育など、園児に対する細やかなプログラムを工夫している。
努力している点
- 小田原市立保育園の中で最初に民間委託された保育園であり、委託後2年未満である。半数以上の保育士が交代し、園を再構築しつつあるという困難な中で職員が一体となって第三者評価受審に至った。
努力している点
- 今回の保護者アンケートによると、民間委託になり保育に不安を感じる保護者も多く、不安や苦情、誤解など様々な形があったが、現在では毎日誠意をもって保護者と向き合い、更に良い関係ができるよう努力をしている。
- 職員が一体となって新たな園づくりに励んでいる。
- 公営時に比べ延長保育を19時までに延長し、一時預かり保育にも取り組んでいる。
評価領域ごとの特記事項
人権への配慮
- 園児や保護者に対して適切な態度と言葉遣いの実施、体罰等をしないことについて明文化をしてあり職員会議で周知をしている。保育士が自然に園児に話しかけている。出席簿が誕生日順になっている。
- 神奈川県個人情報保護条例に基づいた事業所登録証(PDマーク取得)は、小田原市では事業登録を行っていないが、園として個人情報保護に関する基本方針を定め職員会議等で意識の共有をはかっている。
- ボランティアや実習生には、事前に人権への配慮について説明し承諾をもらうようにしている。
利用者の意思・可能性を尊重した自立生活支援
- 家庭との連絡、情報交換は、日常的には「連絡ノート」「園だより」「クラスだより」等により、また、個人面談は年2回のほか、保育参観、懇談会を実施している。
- 意見や要望については、その場で解決できる事は回答するが、できない場合は検討し後日に回答をしている。「意見要望箱」が玄関に設置されている。
サービスマネジメントシステムの確立
- 「室温、湿度などの室内環境マニュアル」があり、各保育室に温度計・湿度計が設置され、室温・湿度等に配慮して園児への適切な環境を提供している。
- 危険物管理は、職員会議を中心に周知が計られ、洗剤、薬剤を園児の手の届かない所に置いてあるなど、園内整理整頓がなされている。
- 防災防犯体制は職員会議で話し合い周知を図っている。消火訓練、避難訓練の実施や防犯や防災研修を行っている。
地域との交流・連携
- 地域の子育て支援として月1回園を開放し情報交換や相談などの「子育て広場」を実施している。
- 地域の小学校や老人会へ、運動会や生活発表会などの案内をして、地域との交流を行っている。
運営上の透明性の確保と継続性
- 意見や苦情は主任や園長に報告し協議をしている。内容によって小田原市子育て支援課に相談している。苦情解決のため第三者委員名が明記された解決の仕組みについての掲示が園の玄関にある。今まで第三者委員までいく苦情はない。
- クラス毎や園児毎に定期的に振り返りをして、自己評価を行っている。
- 保育参加や懇談会など場を設定し、保護者の保育参加を工夫している。
職員の資質向上の促進
- 「上府中保育園職員心得」などマニュアル類は整えられている。平成17年4月から公設民営になり、大半の保育士が交代する中でも積極的に外部研修に参加し、職員全員に研修内容の共有化を図っている。行事などひとつひとつの保育を職員全員で確認し、資質の向上を図っている。
評価結果詳細
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